平成23年度北陸地区体育指導委員研修会兼北陸地区女性体育指導委員研修会が、
7月9日(土)・10日(日)の両日にわたり、福井県三国社会福祉センター、 三国体育館ほかで 、「地域の特性を生かした生涯スポーツの振興」をテーマに研修を行われました。
 
 

【7月9日(土)】 開会式表彰式講演シンポジウム【7月10日(日)】 実技研修

 
     
【7月9日(土)】 

 1 開会式(13:00〜13:20)

     
 

 
▲ 歓迎アトラクション ▲ 開会宣言
 

 
▲ 北陸地区 中会長 挨拶 ▲ 全国体指連合斉藤会長挨拶
 

 
▲ 広部福井県教育長 祝辞 ▲ 坂本坂井市長歓迎挨拶
   

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 2 表彰式(13:20〜14:00)

 
 

  

北陸地区表彰(合計30名)富山県から9名が受賞
 村井 直人(立山町) 且見 和津子(南砺市)
 岡本瑠美子(富山市) 酒井 妙子(上市町)
 池原 純一(入善町) 大井 充(射水市)
 柴田 佚夫(富山市) 越生百合子(高岡市)
 武部真由美(富山市)

中ブロック表彰(合計17名)富山県から6名が受賞
 森越 三敬(氷見市) 永田 義則(砺波市)
 田中 勉(富山市) 吉本 勝治(富山市)
 中谷 有秀(南砺市) 吉田 和人(射水市)  

 

▲ 北陸地区表彰
   
▲ 中ブロック表彰

▲ 受賞者代表謝辞

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 3 講 演(14:00〜15:15)
   「スポーツで学んだ事」  講師 スポーツプロデューサー  三 屋 裕 子 氏
 

 講師は、小学6年生のときにすでに身長が170cmあったそうです。身長が大きいゆえにいじめにあい、身長が大きいことは嬉しいことではなかったそうです。自分の欠点と思っていた身長を、中学時代の恩師に「欠点として一生付き合うか、他人には無い長所として付き合うか、人間考え方ひとつ」と言われ、長所として付き合うことを選ぶことにし、恩師に勧められバレーボールをはじめることになったそうです。

 
   
   バレーボールをはじめたことで、欠点と考えていた身長を他人には無い長所として生かすことができ、次第に周りの評価が変わり、他人が自分のことを認めてくれるようになったそうです。

  スポーツの指導者は、他人の人生を変えることができます。指導者として特に子どもに投げかける言葉の重さを自分の体験談を通して語られました。

  また、恩師からは、思いやりの心と感謝の気持ちを忘れずに持つことを、ことあるごとに指導を受けたそうです。この教えは、今の三屋先生の生き方につながっているそうです。

 アスリートのスポーツは、生涯スポーツとは違い、好きだけでは続けられません。厳しい練習に耐え、続けることができたのは、
  @目的が(オリンピックで金メダルを取る)明確であったから
  A自分に負けることで、いつまでのそのときの思いがシミのように心に残ることがいやだったから    
 この2つがあったからだと思っています。

 苦しいことから逃げても何も始まりません。相手に負ける前に、自分に負けることがなかったので、金メダルは取れませんでしたが、くいは残りませんでした。

 三屋先生は、自分の体験談を基に、指導者のあり方、考え方を話され、どのように子どもと接したらよいかを今一度考え直すよい機会となりました。

 
 

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 4 シンポジウム(15:25〜17:00)
   
 

「顔の見える体育指導委員活動を」


◆ コーディネーター ◆
早稲田大学スポーツ科学学術院 
准教授 作野 誠一 氏
 

◆ 発表者 ◆
 
 富山県 富山市体育指導委員
橋本 美津枝
         
 石川県 川北町体育指導委員
東 俊幸

福井県 鯖江市体育指導委員
山形 尚輝

新潟県 妙高市体育指導委員
笹川 祐子  
 

 

▲ シンポジウム

 

 
▲ 富山 橋本さん発表
       
 

 それぞれの県から市町村の概要および体育指導委員協議会の組織編成体育指導委員の活動状況、総合型地域スポーツクラブでの取り組み等の発表がありました。

 富山県からは富山市の橋本 美津枝 さんが富山市体育指導委員の活動について、事例発表を行いました。毎年2月に主催事業として開催している「小学生なわとび交流大会」の事例発表は、動画を使用し、大変分かりやすい発表でした。

  さらに、橋本さんが所属している豊田校区のスポーツ大会や施設清掃活動の実践についても、パワーポイントを上手く使用し発表されました。今後も、地域で顔が見える(体指の活動の様子が分かる)体育指導委員の活動を、工夫実践していきたいと締めくくられました。

 組織、取り組みなど、他県と比較しても素晴らしい内容で、改めて富山県は生涯スポーツ先進県であることを感じることができた。  

 
 

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【7月6日(日)】    
 5 実技研修(9:00〜11:00)
 (1)カヌーポロ 北潟湖畔公園カヌーポロ競技場
   一人乗りのカヌーに乗り、5人対5人で水球用のボールを使って行う、バスケットボールのような競技です。カヌーの乗り方の指導から始まり、最後は簡易ゲームを行いました。

バランスを取れるようになるまでは難しいのですが、体指の皆さんは、慣れるのが早く、気持ちよくオールをこいでカヌーを操縦しておられました。  
 
   
 

 
   
   (2)スティックリング  三国体育館

 福井県発祥のニュースポーツで、ゴルフのように、パックをポイントゾーンに向けて打ち出し、得点を競い合うスポーツです。ルールも簡単なため、誰でも手軽に楽しむことができます。本年度、黒部市が市で普及させようと研修会を実施しています。

 
   
 (3)マレットゴルフ  三国運動公園  
       
   こちらも福井県発祥のニュースポーツです。当初は、ゲートボール用のスティックとボールを使って行いました。その後、長野県が講習会を実施し、今では長野県で大変盛んに行われています。現在は、マレットゴルフ専用の用具を使用し、広々とした自然の中で、ゴルフのような感覚で行う楽しいスポーツになっています。    
   
 

 
   
 (4)コーディネーショントレーニング  トリムパークかなづ
       
   講師は、NPO法人日本コーディネーショントレーニング協会の平井先生が担当されました。平井先生は、過去に砺波市や南砺市でも指導いただいており、参加者には大変好評をいただいている先生です。参加された体指の方は、楽しみながらさわやかな汗を流しておられました。    
   
 

 
   
   今回の2日間にわたる研修会には、富山県から153名の体育指導委員の方と事務局担当者が参加しました。研修会に参加された方は、体育指導委員として必要な知識と技能を身に付けるとともに、北陸地区の体育指導委員の方々との親交を深めることができました。

  参加された方々には、今回学んだことを各地域のスポーツ振興に生かしていただきたいと思います。  
 
   

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